不動産鑑定士とは、不動産の鑑定評価に関する法律によって、不動産の鑑定評価(適正な経済価値を評価すること)を行うことが唯一認められた国家資格者です。
不動産は、我々の生活、商業活動等の基盤であり、大切な財産の一つです。このような不動産は、ときには取引や賃貸借の対象とされ、ときには争いの対象とされ、ときには投資の対象とされるものであり、色々な場面でその適正な価値を把握する必要性が生じてきます。
しかし、不動産は、それぞれに個別性が強く、また、取引に当たっても当事者等の様々な事情、思惑等が介在しやすいことから。他の財と異なって、適正な価格を把握しにくい性質を有しています。
このような不動産について、公正・中立な立場から鑑定評価を行い、その適正な経済価値を判定するのが不動産鑑定士の仕事です。また、その成果として発行する不動産鑑定評価書は、当該不動産の適正な経済価値を証明する客観的資料として、官民問わず、様々な場面で活用されています。
さらに、その専門的知識を活かした様々なコンサルティングも不動産鑑定士の大切な仕事の一つです。
不動産にまつわる身近なご相談、土地有効活用に関するご相談、まちづくりに関するご相談等、その業務範囲は非常に広いものがあります。